商品相場軒並み高騰 インフレが新たな不安材料

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

サブプライム問題の収束がカギ?

   こうした商品相場の高騰はいつまで続くのか。多くの市場関係者は「金融市場が混乱している間は収まらない。サブプライム問題の収束がカギとなる」と話す。サブプライム問題が落ち着きを取り戻し、米国の景気の見通しが改善しさえすれば、商品相場に向かっていた投機資金は金融市場に戻るとの見方は強い。

   しかし、「相場高騰は簡単には収まらない」との見方も少なくない。急速な経済成長を続けている中国やインドなどの新興国で原油や穀物の需要が拡大していることが大きな根拠だ。複数の市場関係者からは、「もしサブプライム問題がうまく解決しなければ、景気減速と物価上昇が同時進行する『スタグフレーション』となる事態も予想される」との声も出ており、市場の警戒感は強まっている。

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