「欧州かぶれなんだよ、金子氏は」といった批判
また、「自分の愛するクラブが目の前に木っ端微塵に打ち砕かれていているのに、僕なら歌えない」とした上で、サッカーの試合をサポーターが「バーチャルに感じている」ので、応援歌をずっと歌い続けるのではないかと問題を提起している。
「浦和レッズサポーター」にしてみれば、「世界レベル」とまで持ち上げられた評価を覆されたかたちになるが、どう受け止めているのだろうか。
ある浦和レッズサポーターは「何とも言いがたいけど・・・ただ歌っているという訳ではないのでは」(35歳男性会社員)「(金子さんの発言は)短絡的なものだと思う。サポーターも最後まで彼らを支える気持ちのこもった応援だし、応援歌だったと思う」(28歳女性会社員)と困惑した様子でJ-CASTニュースに話している。
こうした金子さんの発言はどうやらサポーターの心情を逆なでするような発言だったようだ。浦和ファンが集うネット上の掲示板「浦和レッズについて議論する掲示板」では08年1月11日にこの対談について話題になり始め、金子さんの発言への批判が相次いで書き込まれている。それは次のような具合だ。
「浦和サポの何を知ってるというのか…。欧州かぶれなんだよ、金子氏は。理解できない」
「なぜ何でもかんでも、欧州が良いと決めてしまうその基準が理解出来ない。否定する事は簡単。ならどうするべきか?具体策まで書かないと納得は出来ないですね」
「日本のオリジナリティだとしたら、それを欧州に合わせる必要がどこにあるのだろうか。オリジナリティこそ我々のプライドだろ」
「ほんとこいつの欧州かぶれがむかつく!!!」
しかし、その一方で「試合の流れは、確かに読めてないよね」といった具合に金子さんの発言に賛意を示すような書き込みもあるにはある。応援歌をどう歌うかをめぐって、サポーターの応援態度が議論される異例の展開になってきている。