町の質屋に壊れたアクセサリーを持ち込む人
「金騒動」は、町の質屋にも及んでいる。東京・立川などの5か所で質店を営む「サンヤ」(太田屋木村質店)のホームページには「金・プラチナの壊れたリングやネックレスも買い取ります」との謳い文句がある。本当に壊れたアクセサリーを持ち込むような人がいるのか、とJ-CASTニュースが問い合わせたところ、「そういった方もいらっしゃいます」と話す。この質店の金の買取価格はK24の地金などが1グラムあたり3000円、K18のネックレスや指輪が同2220円。(ただし、実際の買い取りは15グラム以上から)。3か月ほど前と比べると200円程度上昇しているという。
1日1か店あたり数十人と、金のアクセサリー類を持ち込む人が増える一方で、店頭での販売のほうは横ばい程度。ただ、「わたしたち質店は持ち込まれた品物をいかに買うか、が勝負なんです。(壊れた指輪なども)しっかり買い取り、その後は店頭販売以外でも国内外にいろいろルートがありますから、そこを通じて売買しています」としている。歯科技工士の廃材地金も買い取りの対象になるそうだが、半面、時計などは「金」が入っているから高値になるというものではないらしい。