「今回の一番の責任は辻氏にある」
出版社はイプシロン出版企画(本社:東京)。南日本は07年12月27日に電話で抗議。末井幸作代表(55)の直接の謝罪と同書の回収を求めた。末井代表は南日本を訪れ謝罪し、回収を約束した。一方の著者の辻氏だが、同氏の法律事務所や出版社代表を通じ辻氏に説明を求めたが、一切連絡が来ないのだという。末井代表が盗用して本を完成させたとしても、辻氏は原稿の最終チェックをしていて、引用元の記載や転載許可の有無について、何の指示もしなかったことから、南日本は、
「今回の一番の責任は辻氏にある」
と考えている。
「元国会議員で弁護士という立場なのに、著作権権利被害に対する意識が薄く、事の重大性の認識が無い」
と南日本は憤っている。J-CASTニュースが辻氏の事務所に取材を申し込むと、
「辻本人から連絡させます」
というが、同氏からの連絡はない。辻氏は東京弁護士会所属で、次期衆院選では、大阪17区の民主党公認候補に決まっている。