格闘技系エクササイズとして人気
モナさんが始めたキックボクシングは、最近女性に人気になっているようだ。もともとは、タイの国技「ムエタイ」を参考に日本で競技として考案された。最近では、スポーツクラブやジムで格闘技系エクササイズとして人気プログラムになっている。
全国チェーンのゴールドジムでインストラクターをしている除村(よけむら)元子さんは、テレビや女性誌、DVDでの紹介を通じてもその普及に努めている。除村さんが教えるのは、いくつかある種類のうちグローブを使わないタイプ。
「音楽に合わせてパンチやキックを繰り出す有酸素運動です。脂肪燃焼効果が高く、ストレスを発散しながらダイエットできることが魅力ですね。30~40代の女性は、ガリガリだと体に張りが出ないので、筋肉を締めながら、やせさせたくないところは残すボディメーキングをします。プロポーションを整えて、引き締まった体になるので、女性には自分への自信になるんですよ」
と語る。ここ5、6年で人気が高まり、5、6キロ減量できるケースが多いという。
06年秋に日本で発売された米国のエクササイズDVDも、売り上げを伸ばしている。最新のダンス音楽とキックボクシングなどを組み合わせた「ターボ・ジャム」だ。07年に「ビリーズブートキャンプ」が大ヒットしてから、ファイティング系のエクササイズが注目を集めているようだ。
モナさんが習うことになったジムの元キックボクサーは、パーソナルトレーナーだという。もしや新しい恋の予感…と、マネージャーに話を聞くと
「それは、はっきり言ってありません。断言します」
とのことだった。