「初音ミク」楽曲配信巡って大混乱 アーティスト名誤記、作者に了解得ず?

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「着うたは私の許可を得ずに配信されたものです」

   ドワンゴは07年11月26日から画像投稿サイト「ニコニコ動画」で人気の、「ミク」の楽曲の販売を「着うた」で開始している。10曲ほどが販売されているが、なんと、製作者の許諾を得てはいないのだという。

   「ニコニコ動画」に「ミク」の歌をアップした製作者は、「ニコニコ動画」にある自身のコメント欄に、

「dwango.jpで配信開始された当曲の着うたは私の許可を得ずに配信されたものです。現在はまだ配信契約も締結しておらず、現在は配信停止しています」

などと書いている。

   いったい何がどうなっているのか。J-CASTニュースがクリプトンに取材すると、

「当社の何人かが関わっていることでして、現在打ち合わせ中で、今日か、明日にでも経緯の説明を自社サイトで行う予定です」

とだけ話した。ドワンゴに取材すると、JASRACの件はホームページで経過説明したとおり、手違いだったと話したが、「着うた」の配信については、

「うちではなく、クリプトンさんに何かあったと聞いてますが、詳しいことは調査の上で近日中に公表する予定です」

と話している。

   「初音ミク」を巡る関係は複雑だが、大雑把に言うとクリプトンがボーカルソフト「初音ミク」を開発し販売。ソフトを買った人が「ミク」の歌で楽曲を制作。その楽曲は主に投稿動画サイト「ニコニコ動画」にアップされ「ミク」の人気が急上昇し社会現象になった、という経緯だ。「ニコニコ動画」はドワンゴの子会社ニワンゴが運営している。

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