ストーカーまがいの行動をしていた?
翌12月18日の毎日新聞朝刊でも、同様の見方をしており、倉本さんと馬込容疑者は面識があったとした上で
「倉本さんが、別の男性を歩いているところに馬込容疑者が不意に現れるなど、ストーカーまがいの行動をしていたこともわかった」
と報じている。さらに、同日夕刊の段階になると、読売新聞も「ストーカー説」を報じており、毎日新聞は、倉本さんのことを「(馬込容疑者が)一方的に好意を寄せていたクラブの水泳コーチ」と表現。馬込容疑者が倉本さんに抱いていた感情を「断定」している。
さらに、共同通信が同日午後に佐世保署捜査本部の話として報じたところによると、3日前、倉本さんの交際相手の男性が事件の3日前、馬込容疑者に「どこに住んでいるのか」などとしつこく話しかけられていたという。この男性は馬込容疑者とは面識がなかったといい、これをきっかけに、さらに倉本さんに対する感情を募らせた可能性もありそうだ。
一方で、各紙とも、馬込容疑者が犯行現場となったスポーツクラブに複数の同級生を誘っていた、とも報じており、「同級生らを巻き込んだ大量殺人説」も浮上している。
捜査当局では、さらにスポーツクラブのスタッフなどに事情を聴く方針だという。