新品で10万円台半ばから20万円台で買える
散弾銃はインターネットのショップでも売られていて、新品で10万円台半ばから20万円台で買える。中古になると数万円というものまである。弾丸の値段は1発35円~40円。いつの間にか「身近」な物になってしまっているのだ。
毎日新聞の大阪版07年12月16日付けには1990年に銃撃被害を受けた元長崎市長、本島等さんのコメントが掲載されていて、銃撃された90年代当時はまだ特別な凶器であり、米国のような銃容認社会でしか起きない、という論評もあった、としたうえで、
「現代は道徳心が低下し、人を殺すことへの良心の呵責がなくなってきている。長崎前市長と今回の事件は、日本にも本格的な銃社会になったことを示しており、規制を強化する時期になったと思う」
と警鐘を鳴らしている。
これから銃砲の所持規制は強化されるのか。警察庁広報はJ-CASTニュースの取材に対し、これまでも容易に許可を出していたわけではなく、所定の手続きを経たものを厳正に審査してきたとし、
「現時点で銃砲所持の規制を強める、という話は来てはいないが、何らかの動きがあれば適宜に広報していきたい」
と言うにとどまった。