「市民に映画の内容が正しく伝わっていないのではないか」
能代市教育委員会はJ-CASTニュースの取材に対し、市民の間に小学5年生が妊娠するという設定は教育上けしからん、という声があるのは事実、としながら、市民に映画の内容が正しく伝わっていないのではないか、としている。
「ロケ受け入れに際しては、事前に萩生田宏治監督からいろいろと説明を受けました。映画のストーリーは原作とは若干変え、性描写は入らないということです。もともと原作も『性』に特化しているわけではなく、現代社会を描いているわけですから、私達もロケ地を提供することに合意したわけなんです」
しかし、ロケはこの夏から始まっているのに、なぜ年末の今になって一部の市民から苦情が出て、市議会で議論されたのか。同教育委員会は、
「夏から秋にかけては撮影中でしたので、その(撮影で忙しい)時期に話を出すのは悪い、と思ったのではないでしょうか」
と話している。映画「コドモのコドモ」は、08年1月~2月に能代で最終ロケをし、08年中に公開する予定だ。