ソフトバンクCMのホワイト犬 「お父さん」になった理由

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   父親役の白い犬が家族に奇想天外な説教などをするソフトバンクモバイルのCMが、07年のCM好感度ナンバー「ワン」に選ばれた。なぜ犬が父親なのか、「ホワイト家族」なのに兄はなぜ黒人なのか、などの摩訶不思議さが受けたようだ。その謎に迫ってみた。

「犬の姿に変わった理由はまだ公表していません」

ソフトバンク「白戸家の人々」のサイト
ソフトバンク「白戸家の人々」のサイト

   ソフトバンクモバイルのCMは、「白戸(ホワイト)家の人々」と銘打ったシリーズ14作。2007年6月1日から、「予想外な家族」篇などの作品がテレビでオンエアされている。俳優の上戸彩さん(22)扮するソフトバンクショップで働くOLの「わたし」を中心に、白戸家の家族が、「家族内通話無料」などの携帯電話の料金プラン「ホワイトプラン」を巡って風変わりな会話を繰り広げる。「わたし」と俳優の樋口可南子さん(48)扮する「お母さん」は日本人家族だが、「お父さん」と「お兄さん」はそれぞれ犬と黒人に姿を変えてしまっている。

   CMでは、特に犬の表情がユーモラスだ。家族の問いかけに、犬の「お父さん」は、「お前にはまだ早い!」「なんでおかしい」と人間の言葉で叱りつける。そして、時には、「おれも知りたいな」「ないない」ととぼけてみせるところが、独特の味わいを出している。こうした点が、犬が家族の一員のように暮らす時代に受けて、民間調査会社のCM総合研究所が12月6日発表した07年のCM好感度調査で首位になった。

   ところで、なぜ、父親が犬の姿に変わったのか。ソフトバンク広報室では、「予想外」というCMのキーワードに沿った選択としながらも、「その理由はまだ公表していません。今後の展開を見ていただければ」と言葉を濁す。そこで、このアイデアがどこから来たのか探ってみた。

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