香川県坂出市林田町、無職山下清さん(43)の長女と二女、姉妹の祖母で隣に住むパート従業員三浦啓子さん(58)が殺された事件で、逮捕された川崎政則容疑者について渦中の山下清さんがテレビ番組に出演し、衝撃的証言をした。「川崎容疑者が自分の妻の枕元で三浦啓子さんを口説いていた」というもの。川崎容疑者は三浦さんを「執拗に口説いていた」ようで、これまで報じられてきた「金銭トラブル」以上のものが事件の背後にあるようなのだ。
「俺と一緒になったら、じいちゃん・ばあちゃんが喜ぶわ」
「とくダネ!」で単独インタビューに応じた山下清さん(フジテレビより)
山下清さんの証言は、2007年12月7日のフジテレビ系情報番組「とくダネ!」で、「番組単独インタビュー」というかたちで放送された。番組によれば、山下さんの証言は放送2日前の07年12月5日に収録されたという。
山下さんは、事件について「どういう理由にしろ、ちんまい子(小さい子)を殺しとんや!そういう人間が生きる資格はない!」と怒りを露にする場面もあったが、川崎容疑者については、
「俺の知っとる限りのこと言えば、妹の枕元で姉ちゃん口説くような男で、まぁ自分がギャンブルしよっても、家に(金を)入れんでも、生活は成り立つし、それで、癌になった雅子姉ちゃん(に)『掃除せい、ご飯の支度せい、弁当は?』(と言う)、そういう風にこき使う鬼の人間ですね」
と語る。ここでいう「妹の枕元で姉ちゃん口説く」とは、川崎容疑者の妻・雅子さんが癌で入院していた病院の枕元で、川崎容疑者が雅子さんの姉に当たる三浦啓子さんを口説いていたということだ。
「病院で啓子ばあちゃん(三浦啓子さん)を口説いていた。そうっすよ。はっきり言って(妻の)枕元で口説いてましたからね。『俺と一緒になったら、じいちゃん・ばあちゃんが喜ぶわ』と。執拗に口説いてたみたいですね。何べんも何べんも口説いてたみたいですよ。(三浦啓子さんが)帰ってくるたんびに言ってましたもん、『もうあんな気色悪いおっさんどうにかならんなー』言うて」
山下さんは、三浦さんに対して自分から川崎容疑者にそうした行為をやめるように言うと提案したが、三浦さんは「ややこしいことになる。自分から直接言う」などと述べたと言う。
川崎容疑者が三浦啓子さんを口説いていたのは、妻が入院していた07年3月中旬頃の話のようだ。山下さんによれば、川崎容疑者が妻・雅子さんへの見舞金を全部持っていくなどの行為に及ぶなどしたため、雅子さんは自身の希望で07年4月初旬の病院退院後に三浦啓子さんの家に行くことになった。川崎容疑者は、妻が自宅に戻ってこないことで激怒、山下さんとも口論になったという。