関西ナンバーに車検拒否続々 悪質駐車は依然「なにわ名物」

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「大阪に偏見は持たないでね」の声も

   関西ドライバーの交通マナーについては、ネットでも議論が盛り上がっている。ミクシィの日記では、マナーの悪さを指摘する声も多い。

「でも、こういっては何ですが、近畿のドライバーは本気で運転荒いです。もしほかの地方から運転してくる方は、十二分にご注意を。(中略)そして、大阪はとにかくウインカーをたかない。おかげで予告なく曲がろうとするので、原チャ民としては命の危険との戦いです」
「あぅぅ、なんちゅう恥ずかしいネタやねん。。。 でもほんま、路駐多いしなぁ。。。はぁ。。。」

   もちろん、関西人と見られるユーザーからの反論もある。

「許せん!!大阪悪く言って何が楽しいの?実際私が運転してて後ろにTAIL TO NOSE で嫌がらせした挙句恐ろしい回数のパッシングして追い越して行くのは全国的におしゃれなイメージの3ナンバーの車ばっかりです!!『なにわ』や『大阪』にされた事ないです。(中略)大阪に偏見は持たないでね」(以上、中略は編集部挿入)

   駐車違反の取り締まり業務は、06年6月から民間業者に委託されるようになった。取り締まりそのものも強化され、当初、駐車監視員には「トイレ我慢したら病気になるやろ」「皆やってるやんか」と罵声が浴びせられるケースも報道された。

   現在でも、関西ドライバーの取り締まりは難しいのだろうか。大阪市のある業者は、「やりにくい部分はあると思う。まだ違反の数も多いのではないか」と漏らす。一方、「大阪での取り締まりはクレームが厳しく、割に合わない」と当初参入を見送った別の業者は、07年4月から大阪市内での取り締まり業務を始めた。この業者は、「物腰柔らかな対応をすれば、感情的になるのを防止できました。思ったよりも、クレームがありません」と話した。

   もっとも、関西人は損得勘定には敏感らしい。車検拒否された人でその後、駐車違反金を払わなかったケースは数件だけ。ほとんどが車検を通すために、素直に違反金支払いに応じた。皮肉なことに、損得勘定に訴えて初めて、滞納対策に効果が上がったわけだ。

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