主演映画「クローズド・ノート」舞台挨拶での不機嫌な態度が批判された「エリカ様」こと女優の沢尻エリカさん(21)が音楽雑誌に登場、読者からの質問コーナーで「ない」「別にない」などの「ワンフレーズ回答」を繰り返した。事実上「エリカ様」が復活、といった感じなのだ。
『レッド・ツェッペリン』についての思いを熱く語る
「エリカ節」、やっぱり復活
沢尻さんは2007年9月29日に行われた舞台挨拶で「別に…」などと、ぶっきらぼうな対応に終始したことが非難を呼び、「エリカ節」を封印していた。例えば、自らの態度について公式サイトに謝罪文を掲載した上で、10月4日のテレビ朝日系情報番組「スーパーモーニング」では、涙を流しながら「すべてを本当にぶち壊してしまった」など謝罪の言葉を口にした。10月31日には、「ERIKA」名義で新曲をリリースするにあたって、プロモーションビデオやインタビューがフジテレビで放送されたが、ネガティブな言動は影を潜めていた。
11月14日には、カネボウの化粧品のイベントで騒動後初めて公の場に姿を見せたが、やはり終始笑顔で、買い物について聞かれると「青山とか、普通にそこらへんにいます」と話していた。
そんな中、約2ヶ月ぶりに「エリカ節」が復活したようなのだ。沢尻さんは音楽雑誌「oricon style」12月10日号(首都圏では11月30日発売)の表紙をかざり、9ページにわたる特集が掲載されている。「ERIKA」名義でセカンドシングル「Destination Nowhere」を11月28日に発売したのにともなったものだ。特集では2ページにわたってインタビューが掲載されているが、ここでの内容は「割と普通」だ。曲のコンセプトや、レコーディングで苦労したことを振り返ったり、ロックバンド「レッド・ツェッペリン」についての思いを熱く語っている。再結成ライブが予定されていることについては、
「いきますよ、もちろん。あのツェッペリンが生で見られるなんて……本当に信じられない」
と、喜びを隠さない。
一番楽しいのは「寝てるとき」
「エリカ節」が飛び出したのは、特集で最後から2ページ目の「oricon style読者からERIKAへの質問!」と題したコーナー。読者からの質問24項目に沢尻さんが答えるというものだが、そのうち実に11項目が、一言で回答が終わってしまう「ワンフレーズ回答」なのだ。
例えば、「私服は、どんな感じですか?」という質問には「ラフ」。「宝物は何ですか?」には「ない」。「何をしてる時が一番楽しいですか?」という問いには「寝てるとき」と、半ば「仕事は楽しくない」と言いたげな答えだ。
比較的沢尻さんが喜びそうな
「ERIKAさんはめっちゃキレイですけど、中学生の頃はやっぱりモテましたか?」
という質問に対しても、単に「いいえ」と、そっけない。
さらに、「曲を聴く人に、いちばん伝えたいことは何ですか?」との質問には、
「別にない。何を感じるかは、その人の自由だから」
と、突き放した回答で、ファンとの関係を「ぶち壊している」との指摘も出そうだ。