「たけし軍団」では軍隊風の「規律」を重んじる?
実は、東国原知事は、自身のホームページの「過去の不祥事」コーナーで99年に「たけし軍団」の後輩に暴行を加えた問題について、
「軍団の先輩として、集団の規律や規範を乱す彼に反省の態度や意志が見えないのを正すため、一発蹴った」
と述べていた(現在ではなぜか該当箇所がHPから削除されている)。「たけし軍団」での「規律」を重んじていた東国原知事の姿が浮かんでこなくもない。J-CASTニュースでは、「たけし軍団」のマネジメントをしているオフィス北野に取材を試みたが、「回答いたしかねます」として丁重に「お断り」された。
宮崎県秘書広報課によれば、東国原知事のこの発言をめぐってクレームなどが「ちょこちょこ来ている」状態だというが、発言の真意については、
「若者について、今は色々な問題があり、規律や礼儀を勉強する機会があってもいいのではないかというなかでの発言であって、報道ではこういう『前置き』がなく、あたかも戦争を突き進むかのような感じになっている。真意としては、若者に対する礼儀について『例えば的な話』で言われた事ということ」
と説明している。「知事が『たけし軍団』にいたことを念頭においた発言なのでは」とためしに聞いてみると、
「どうなんでしょう。(東国原知事の)個人的なことなので分からないですねぇ」
と担当者は話した。
「徴兵制」を導入しているお隣の韓国では、2年間の徴兵期間が課され、スポーツ選手や芸能人の「障害」にもなっている。2004年には、俳優のソン・スンホンさん、ハン・ジェソクさんやチャン・ヒョクさんが「兵役逃れ」をしたとして大きな騒動になったほか、プロ野球選手が「兵役逃れ」をして、韓国シリーズなどの出場停止処分を受けた。さらには、兵役中に自殺する事件も発生していたりもするのだ。もっとも、「たけし軍団」入団ならば、芸能活動はできるのだが。