審査の方法も結果も間違っていたとは考えていない
松嶋さんはこうした一連のカキコミを見たそうだ。自身のブログにも相当数のバッシングコメントが書かれたとブログで告白。そして、07年11日27日、
「楽しくニコニコ動画を見ていた皆さん、今回は私の発言で気分を害するような事になってしまい本当に申し訳ありませんでした」
という謝罪文を掲載した。そして、「サンタ狩りを削除してほしい」という要求に対しても、「手塚眞さんに話を持ちかけてみる」と書いている。ただし、「もうメディアに出るな」「死ね」に対しては、
「死ねないです。母親に赤ちゃんだっこしてもらうまでは死ねません」
「言葉の暴力になってしまって、そうすると、『サンタ狩り』を押した私と変わらない」
と批判している。
この謝罪文を見て納得した人も多く、一転、応援するカキコミも増えてきたが、中には「謝罪文読んで、ムカつくの俺だけ?」「こいつ昔、日テレの事でブログが炎上したヤツだろ」などというカキコミもあり、簡単に火消しができない雰囲気だ。
ニワンゴの親会社ドワンゴの広報はJ-CASTニュースに対し、今回の騒動は、ユーザーの方々の「国際ニコニコ映画祭」への期待が自分達の予想以上に大きいことを示していて、「前向きに受け止めている」とコメントした。審査の方法も結果も間違っていたとは考えていないものの、
「結果的に大賞作品を特別推していたわけではない松島さんに非難が集中したことについては、大変申し訳なく思っています」
としている。そのため、松嶋さんには謝罪するとともに、継続して審査委員になってもらえるようお願いをしているのだという。「国際ニコニコ映画祭」は07年12月1日から第2回目の投稿募集を開始。
「今回の反省点をふまえて、よりユーザーのみなさんが楽しめるような国際ニコニコ映画祭になることを目指し、やり方などを改善していきたいと思っています」
といっている。