「本当に反省しているのか」 朝青龍帰国後の針のむしろ

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謹慎中にバーで酒乱騒ぎとの報道も

   さらに、深刻なことには、モンゴルでの「療養生活」にも疑惑が浮上したことだ。各紙によると、モンゴルの地元紙「ネゲオードル」が11月17日付の記事で、謹慎中の朝青龍が同13日、ウランバートル市内のバーに来店し、泥酔して大騒ぎしたと伝えた。記事では、朝青龍はナンパした女性を連れ出そうとして暴れ、テーブルを壊したりするなどして、関係者が弁償したとしている。この問題は、同28日にテレビ朝日の報道番組「スーパーモーニング」でも取り上げられ、ネゲオードルの女性記者が、従業員の話として、「朝青龍はバーの常連客で、帰国するときもマネージャーが『お気に入りのウイスキーを用意してくれ』と頼んでいた」と証言していた。

   相撲協会の北の湖理事長は8月18日、謹慎中の朝青龍の外出について、「繁華街なら認められない」と話している。もし、事実なら謹慎を破ったことになる。この報道は11月26日の横審でも取り上げられ、高砂親方はそこで、「暴れたというのはウソです。本人から聞きました」と答えていたという。

   しかし、横審の委員からは、厳しい追及が相次いだ。その一人、作家の内舘牧子氏は、「わたしの中では引退した人」と漏らしており、この日も「親方はちょっとシドロモドロしていたかな」と少し解せない様子だった。

   朝青龍は、もし謝罪が認められれば、冬巡業や、1月8日の横審稽古総見を経て、同13日に両国国技館での初場所初日に臨む。とはいえ、4か月ものブランクがあり、横綱にふさわしい相撲がとれるか予断を許さない状況だ。

   5度目の優勝を遂げた同じモンゴル出身横綱の白鵬(22)は、千秋楽から一夜明けた11月26日、記者会見で「2場所休んでいるのに優勝されてたまるか、という強い気持ちがある」とライバル心をむき出しにした。朝青龍がもし、負け越すことになれば、今度こそ引退勧告を覚悟しなければならない。

   ファンの朝青龍を見る目も厳しい。スポーツニッポンの11月28日付記事によると、帰国効果はまったくなく、冬巡業のチケットは熊本では6割しか売れていなかったという。

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