筑紫キャスター 地域SNSコラムで「再起」

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   TBS系報道番組「筑紫哲也 ニュース23」のキャスター、筑紫哲也さん(72)が、肺がんからの「復帰宣言」をして以来、メディアへの露出が増加している。最近では地域SNSでのコラムにも進出、「なるべく多くの人たちと交流ができたら」と意気込んでいる。

タイトルは「始終至智への旅」

地域SNSでの連載をスタートした
地域SNSでの連載をスタートした

   筑紫さんは2007年5月に初期の肺がんを患っているとして「休養宣言」をしたが、10月8日には「ほぼがんは撃退した」として、ほぼ5ヶ月ぶりに番組に出演。「節目節目の時には必ず出てくるという形でカムバックを始めたい」と話した。

   その一方で、やはり「完全復帰」とはいかないようで、10月中旬には、後任のメーンキャスターとして共同通信出身の後藤謙次氏が就任することが報道された。11月26日夜の「ニュース23」でも、後藤氏がキャスターに就任することがごく短く紹介され、「公式発表」も完了した形だ。

   だだ、必ずしも「引き続き静養」ということではない様子で、この「復帰宣言」からの1ヶ月余りで、テレビ以外のメディア露出が相次いでいるのだ。例えば「宣言」直後の10月12日の朝日新聞朝刊に掲載された新聞週間特集では、若宮啓文・朝日新聞論説主幹と対談。朝日新聞が社説でイラク戦争開戦に反対したことに対して

「後世の評価に耐えうる社説でした。どこまで事実を見ているか、そこでまず言論の力を試される」

と、古巣をたたえた。

   07年11月26日の毎日新聞夕刊にも長文のインタビュー記事が掲載され、

「語るたびに、どんどん自分が少数派になると感じた」

などとキャスター生活を振り返った。

   「言論人」としては、本格的に復帰を果たした格好だが、SNSでのコラムという「新分野」にも進出している。スローライフと街づくりをテーマにした地域SNS「ぶらっと!」で、11月19日から隔週で「始終至智への旅」というタイトルの連載を始めたのだ。

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