TBS系ニュース「JNNニュース」が2007年11月24日に報じた北海道の雪崩死亡事故で、およそ75秒間、現地からの中継した音声に強いエコーがかかった。「ユーチューブ」にもこの放送がアップされ、なぜか英語で300近いカキコミがされている。
強いエコー、75秒も流れ続けた
「ユーチューブ」には、英語で大量のコメントが書き込まれている
問題の放送は、バラエティー番組「王様のブランチ」の途中で放送されたお昼の「JNNニュース」。長峰由紀アナウンサーがトップニュースとして北海道十勝連峰で起きた雪崩事故を、
「巻き込まれた4人の死亡が確認されました。現地から中継です」
と報じた。カメラは現地に切り替わり、雪に埋まった山付近が映り、防寒具を着込んだ男性アナウンサーが話し始めたとたん、強いエコーがかかって聞き取りにくくなった。雪崩に巻き込まれたものの生還したメンバーのコメント、
「残念です。申し訳ありません」
インターネットの掲示板では、
「めっちゃカオスニュースだった」
「見てたwwトラウマもんだw」
「カラオケ行った時にイタズラした事を思い出した」
などのカキコミが。約75秒と長かったものだから、
「結構長いなw途中で止めるとかしろよw」
という苦情もあった。
「ナチスドイツのような大虐殺計画しています」??
「ユーチューブ」にも画像がアップされていて、コメント欄には300近くカキコミが出ている。その殆どが英語だが、この雪崩の死亡事故とエコーから、外国人はなぜか、戦争やナチス、侵略と言ったものを連想してしまったようで、
「ナチスドイツのような大虐殺計画しています」
「日本人が真珠湾で私たちの海軍を攻撃したという事実です。はい、私たちは長崎またはヒロシマで何千人も殺したかもしれません。しかし、さらに多くが両側で虐殺されたでしょう?」
「24日、日本企業のグラウンドゼロの男性が殺されました」
などとニュースとは関係のないコメントが多い。
なぜこんなに音声が乱れてしまったのかTBS広報に確認したところ、
「この放送についての情報は来ていません」
という事だった。視聴者サービスセンターに電話したら、
「なぜこうなったかわからない」
ということだった。