「私財を出さない」募金で心臓移植 「救う会」の方針が物議かもす

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実は「削るほどの私財を持ってない」

   同会代表の田中初さんは、J-CASTニュースの取材に対し、この文章は「救う会」全員で考えたものだとしながら、

「実は、『私財』部分の表現が変ではないか、という意見が最近、会員の中から出てきまして・・・。第三者には説明不足だったと申し訳なく思っているんです」

と話した。

   「救う会」は、穂香ちゃんの父親(28)の大学の同級生や幼なじみを中心として発足していて、一家の「私財」のくだりについては、「みんなわかっている」(田中代表)ことだから、なんら疑問を持たずに書いてしまったのだという。つまり、一家は「裕福じゃない」(同)状況で、これまでも穂香ちゃんに治療費がかかっている。さらに、今後、父親が会社を休むことが増えるが、母親は穂香ちゃんに付きっ切りで共働きもできない。手術が終了しても同じ状況で、「削らない」、のではなく「削る私財がない」という事だったようなのだ。

   田中さんによると、穂香ちゃんは、半年以内にドイツで移植手術を受けなければ危険だと医師から言われているのだそうだ。目標募金金額8800万円に対し、07年年11月 20日現在の募金額は約1202万円になっている。

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