次期監督岡ちゃんで決まり? 「家庭の事情」が現場復帰の障害

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   サッカー日本代表・イビチャ・オシム監督が脳梗塞で倒れて以来、次期代表監督の情報が乱れ飛び続けている。しかし、メディアの「情報戦」も岡田武史元日本代表監督、浦和レッズ・オジェック監督に候補が絞られつつあり、「順当」に行けば「岡田ジャパン」、あるいは「オジェックジャパン」が誕生しそうなのだが・・・

今週中にも交渉を行う?

次期日本代表監督をめぐって様々な憶測が
次期日本代表監督をめぐって様々な憶測が

   オシム監督が2007年11月16日に脳梗塞で倒れてからすでに10日経過したが、意識は回復せず、いまだ「小康状態」。スポーツ紙上は連日のように次期監督候補の名前が踊るなか、日本サッカー協会もついにオシム監督の続投を断念し、後任の監督探しに着手し始めた。

   2007年11月25日に2010年南アフリカ大会の予選の組み合わせ抽選が行われ、日本はアジア3次予選でバーレーン、オマーン、タイと同じ組に入った。初戦は08年2月6日には始まることもあり、今後も「代表監督」をめぐる報道は過熱しそうだ。

   そんななか、岡田武史元日本代表監督をめぐり、全く異なる「次期日本代表監督」報道が飛び出した。

   まず、「岡田氏代表監督復帰へ」と題して「岡田監督」誕生説を報じたのは2007年11月26日のスポーツ報知。同紙によれば、日本サッカー協会はすでに岡田氏にオファーを出し、今週中にも交渉を行うという。岡田氏は、98年フランス大会で日本代表を指揮し、コンサドーレ札幌を2年目でJ2優勝、03年には横浜マリノスを第1、第2ステージ「完全優勝」に導くなど、日本人の監督候補のなかでは実績的にはずば抜けており、常に代表監督候補に挙がっては消えていた。

   しかし、岡田氏は同紙の直撃取材に「何も話すことはないよ」と答えており、真偽のほどははっきりしない。日本サッカー協会も、J-CASTニュースに対して「取材は書面で申し込んで、審査に3,4日必要」と態度を一変させ、事実上「次期監督騒動」については口を閉ざした状態だ。

   ここで「岡田氏は復帰できない」と報じたのは2007年11月26日発売のアエラ(07年12月3日号)だ。元サッカーマガジン編集長・伊東武彦氏によれば、岡田氏には「家庭の事情」が現場復帰への意欲に影を落としているといわれているほか、「川淵直系の岡田登用が(協会内で)反発を引き起こす可能性もある」という。岡田氏は、川淵三郎会長の「早大-古河電工」の後輩という間柄。「早大-古河」色が濃い協会だが、健康問題を懸念する声を押し切ってオシムを監督に就任させた責任を問う声や、「慶応-三菱(現浦和レッズ)」閥に次期会長候補の大仁邦弓理事や犬飼基昭理事もいるため、「川淵にしてみれば、ここであえて岡田にこだわる必要はない」と分析。

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