米国消費の低迷 絶好調海運業にも暗雲

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バルチック海運指数も頭打ち

   もちろん、中国向け需要が旺盛なバラ積み船(原材料の運搬船)はいまだそんな陰りをみせていないから、「海運業者の極端な業績悪化は考えづらい」(証券関係者)との見方もある。

   しかし、10,000を簡単に超えたBDIも上昇気配に一服感がみられる。どうやら頭打ちになってきたようだ。まだまだ高値圏ではあるが、11月19日のBDIは前日比90マイナスの10,780だった。海運株の伸びは、BDIの伸びに支えられてきたこともあって、BDIの伸びが止まってくれば株価は支えを失うことにもなる。加えて、あとに控えているのが円高と燃料費上昇の減益要因となれば、売り圧力が高まってきても仕方がない。

   こうしたマイナス要因に加えて、「アジア→北米」航路の陰りを中国がどこまでカバーし、支えていけるのかがカギになりそうだ。

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