ネット上でも「これ」という支持集中人物なし
J-CASTニュースのこの報道が事実かどうか日本サッカー協会（JFA）に問い合わせると、
「こっち（協会）は後任に関して発表してないから、事実もなにもない。勝手にニッカンが書いてるだけ。現段階でそういう報道をするのは失礼なことだ」
と苛立った様子だった。さらに、「オシム後継指名権」報道についても、「『後任』とか『指名』といった話は（協会内では）ない」といい、スポーツ紙で報じられている「後継問題」を一蹴して見せた。浦和レッズも同日、ホームページ上で「オジェック内定」報道についてコメントを掲載し、
「オジェック監督ならびに弊クラブが、日本サッカー協会から日本代表監督への就任を打診された事実はありません。オジェック監督が日本監督就任に向けて前向きな姿勢をとったこともありません」
と、これまた全否定している。
インターネット上のファン掲示板「浦和レッズについて議論する掲示板」では、「オジェック内定」報道を受けて、「オジェックの代表監督招集には反対」「来期もオジェックに指揮をとってほしい」といった書き込みが相次いだが、チームが報道を否定するコメントを発表したことを受けて、「日刊スポだきゃー許せん！！」とニッカンスポーツを批判する書き込みまで登場した。
一方、ネット上の反応を見てみると、ストイコビッチ氏（元名古屋グランパス選手）、モウリーニョ氏（前英チェルシー監督）、ベンゲル監督（英アーセナル監督）、中田英寿氏（元日本代表）といった「元名選手」「名監督」を推す声もある。しかし、ストイコビッチ氏はオシム監督の教え子であるものの監督経験がない、ベンゲル氏はシーズン中、モウリーニョ氏は年俸が超高額、中田氏は旅をしているなどの理由から、ネット上でも「これ」といって支持が集中して集まる「後継監督」がいないといったところのようだ。