「現代でも、こんなに貧しい状況が」と驚く
この異例の売り上げの背景については、
「通常の『タレント本』では、お買い求めになる方はファンがほとんどなのですが、それ以外の層からも幅広くご支持をいただいているようです」
と話す。具体的には、口コミで評判が広がったことや、アマゾンの書評欄で
「笑うつもりで買ったら、案外泣けました」
といった、好意的な声が多数寄せられていることがある。
支持層は相当広いようで、学校図書館からの注文が相次いだり、終戦直後の食糧難を経験したシニア層から「現代でも、こんなに貧しい状況があることに驚きました」という手紙も多数届いているという。
さらに、映画化やドラマ化も検討されており、同社では
「年内の正式発表を目指しています」
と話している。いわば、「ほぼ本決まり」といった様子で、しばらくはブームが続きそうだ。