「主筆は政治家を動かしていい」と中曽根氏
中曽根氏も、同調。
「小沢さんがこの際思い切ってね、『小沢本質』を出してね。国家的本位。『国のためにやらざるを得ん』、そういう態度で例えば大連立に思い切って踏み切る、と」
2人は「半身不随」という言葉を何回も使って現状の停滞ぶりを指摘、早期の事態打開を訴えた。
さらに中曽根氏は、「渡辺会長仕掛け人説」を示唆さえしている。
「政治家を動かすということを主筆はやっていいんですよ。それが天下を動かすジャーナリストの力」
11月5日にも、
「渡辺さんは大連立を組もうという考えで私どもと一致して…。彼は行動派ですからね。福田さんや小沢さんと個々によく会って、意見を打診したり勧めたりしたことはあると思う。かなり早い段階で、こういうことがあったと思いますね」
と、相当早くから両党首の「橋渡し」をしていた可能性を指摘している。
「スポーツニッポン」が11月6日に関係者の話として伝えたところによると、渡辺会長は11月6日に都内のホテルで行われたパーティーで、党首会談でのやり取りを明かしたという。
「小沢さんはいささか裸の王様になっていた」
「せっかく(大連立の)話がまとまっていながら、党に持ち帰ったら、1人も賛同者がいなかった」