なんも普通に。普通に頑張れよと
片岡さんもこの意見に賛成のようで、
「なぜメキシコまで行くのかというと、得体の知れない選手と試合して勝っても負けてもランク付けされない。お兄ちゃん(興毅選手、大毅選手の売り出し方)の手法と似ている」
さらに、
「和毅選手はかつて100万円でスパーリングパートナーを募って、名乗りを上げる選手が出ると『オレ忙しいから』と辞めた。そういったことをやるキャラを変えないと」
と話した。ちなみに、史郎さんのコメントが紹介される前に、和毅選手のメキシコでのインタビューが流れた。父親と兄が起こした「事件」の影響を問われると、
「ない、ない、ウン!」
メキシコに来る前に父親から何を言われたか、という質問には、
「なんも普通に。普通に頑張れよと。ウン!」
などと、兄達にそっくりな受け答えだった。
一方、JBCから厳重戒告、協栄ジムからも3カ月の試合出場自粛の処分が科されている興毅選手だが、07年11月2日にメキシコに出発することが報じられている。
東日本ボクシング協会は興毅選手の今後について厳しいジム監督下での練習を義務づけているだけに、和毅選手の応援と自身のリフレッシュが目的としていても、「興毅野放し」(スポーツニッポン07年11月1日付け)などとスポーツ紙では批判が続出している。