テレビ朝日系ワイドショー「スーパーモーニング」は、亀田三兄弟の特集を2007年11月1日に組み、「事件」後初めて出したという、父・史郎さんのコメントを紹介した。史郎さんは三男の和毅選手に「今この流れを変えろ!」とアドバイスしているそうだ。番組に出演した専門家は、亀田一家に対して「キャラが変わっていない」「兄と同じ売り出し方」と話し、「事件」後も一家はほとんど変わっていない、という見方だった。
「今この流れを変えろ!和毅にかかっているぞ!」
公式サイトには、まだ三男の写真は掲載されていない
史郎さんは、ボクシング世界タイトル戦で亀田大毅選手に反則指示を出したことなどで、セコンドライセンスの無期限停止処分を受け、ボクシング界からも身を引く覚悟を決めたと報道されている。
「スーパーモーニング」は07年11月1日に亀田三兄弟の特集を組み、「ついに亀田父・史郎氏が騒動後、初めて胸中激白!!」として、史朗さんのコメントを紹介した。コメントの殆どが三男の和毅選手に関してのもので、和毅選手のボクシグンレベルを上げるために本場メキシコに行かせた、とし、
「今この流れを変えろ!和毅にかかっているぞ!頑張れよ!と伝えた。そう言ってプレッシャーをかけた。プレッシャーの中で戦っていったら人間は強くなるから」
「メキシコで敵地の中、大ブーイングの中、最悪の条件の中でどこまでできるか。和毅はやってくれると思うよ。この大会で優勝すると信じている」
などのコメントを紹介した。
同番組に出演したスポーツジャーナリストの片岡亮さんは、今回のコメントを聞いて、普通の父親のように思えた、今までと違う印象だ、と述べた後、
「もちろん本心だと思うんですが、批判の無かった三男に焦点を当て、元の『親子ダルマ』を見せようとする、亀田家のプロモーション戦略も感じる」
と指摘した。同じく出演していた弁護士の石丸幸人さんは、
「海外に行って実力以上を装う。『亀田商法』をまたやろうとしている。キャラを変えなくてはいけないのに」
と亀田家批判をした。