札幌市も「天然ガス自動車普及推進モデル地域」を目指す
シンポジウムの最後には「近畿地区広域黒煙ゼロ宣言」が発表された
続いて、天然ガス自動車の推進を積極的に進める10自治体の「黒煙ゼロ」に向けての取り組みを紹介。中でも、中央卸市場の構内車両約850台すべてを、6年間かけて電動から天然ガス自動車に順次切り替えたという札幌市は、
「天然ガス自動車は黒煙やにおいをほとんど出さないので、市場に野菜や魚の匂いが戻ってきた」
と、天然ガス自動車のクリーン性を強調した。08年に北海道で開催されるサミットに向けて、国土交通省が推進する「天然ガス自動車モデル地域」の指定を目指したい、と意気込んでいた。
そして大阪出身の作家、中谷彰宏さんが「天然ガス自動車で関西の環境を守ろう!」と題した講演を行い、最後に今後の活動方針などをまとめた「近畿地区広域黒煙ゼロ宣言」が国土交通省近畿運輸局から発表され、「近畿地区が一体となって『黒煙ゼロ』の街づくりを実現しよう」と訴えた。
喜多さんはイベント後J-CASTニュースの取材に応じ、
「大阪、近畿地区から『黒煙ゼロ』の動きを日本全体、アジアに発信していければ」
と、今度の活動の広がりに期待を寄せた。