GT-R、海外の愛称は「ゴジラ」 「技術の日産」取り戻せるか

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なぜゴジラと呼ばれるようになったか分からない

   それでは、海外での反応はどうなのか。GT-Rの発表は、東京モーターショーで行われただけだが、J-CASTニュースが調べると、いくつかの海外サイトがGT-Rの話題を取り上げていた。そして、その見出しでは、GT-Rを「ゴジラ」の愛称で呼んでいるケースが多いのだ。

   例えば、車を紹介している英語のブログ「Automotive Blogs」では、9月25日付の日記で、「ゴジラがやって来る」としてGT-Rを取り上げた。06年に、ドイツのニュルブルクリンクのサーキットで、ポルシェ911ターボよりも早いタイムをたたき出したことなどが紹介されている。また、別の英語サイト「Cars Guide」では、6月5日、「ゴジラ復活」と題して、GT-Rがオーストラリアで発売されれば、多くの関心を呼ぶだろうと述べられていた。

   こうしたことを日産広報部に当てると

「そうなんですか。パフォーマンスのよさから、GT-Rの名は海外でも知れ渡っていましたからね。われわれがゴジラと呼んでいるわけではないので、なぜ、いつからそう呼ばれるようになったのかは分かりません。確かに、そういう話は聞いたことがありますが」

とのことだった。

   もちろん、好意的な意見ばかりではない。ユーチューブに投稿されたテスト走行動画などのコメントを読むと、「ポルシェの方がずっといいよ」「カネ持ってる年寄りしか買えない」などの厳しい意見もあった。

   最近の日産は、ゴーン改革に陰りが指摘され、内外での販売が伸び悩んでいる面もある。海外にも、「技術の日産」をアピールするべく生まれ変わったGT-R。ニューヨークを始め世界各都市を破壊した映画のゴジラのように、旋風を巻き起こせるだろうか。

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