大毅対戦相手「戦歴詐称」 やっぱり「かませ犬」だった

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「ずさんな対応やファジーな部分」

   公式記録と違うとすると、亀田サイドは、なぜ誤りを発表したのか。意図的なものではないのか。サマート選手は、大毅選手との対戦前に、日本人プロボクサー3人と戦い、いずれもKO負けしている。大毅選手との対戦が決まった後ではあるが、JBCは、その試合内容と戦績から、06年の招聘禁止選手にしたほどだ。亀田サイドは、特別に弱い選手に狙いを定めたのだろうか。

   こうした疑問を、史郎さんが社長を務める「亀田プロモーション」にぶつけてみた。しかし、マネージャーは、J-CASTニュースに対し、「ボクシングの専門的なことに関しては、JBCか協栄ジムに聞いてほしい」と答えるのみだった。

   そこで、協栄ボクシングジムに取材した。しかし、担当者は、サマート選手の戦績発表については、「ずさんな対応やファジーな部分があったようです」と認めたものの、具体的なことや理由などは自らは当時勤務していなかったとして明らかにしなかった。

   大毅選手が本当にフライ級タイトル戦に挑戦するに値したかどうかについては、「当時は世界14位だったので、WBCの規定から挑戦する資格がありました。それに則って試合が行われたということです。挑戦にふさわしいかどうかですか? それを言うとWBCを否定しかねないので、コメントは控えさせて下さい」と述べた。

   なお、亀田親子と協栄ジムでは、その契約や処分などを巡って今後大詰めの話し合いが持たれる予定だ。各スポーツ紙によると、史郎さんが大阪のオール拳ジムに移籍を打診したとして、協栄ジムの金平桂一郎会長(41)が強い不快感を示している。場合によっては、契約解除を含めた強い措置が取られる可能性も出ている。

   各紙には、10月25日にも両者で話し合いがあり、26日にそろって記者会見するとも報じられている。両者とも、J-CASTニュースに対し、まだ話し合いをしていない中で、契約などについて答えられる状況ではないとしている。

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