ネットで香りを「配信」 システムの実証実験開始

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   NTTコミュニケーションズはインターネットを使って香りを「配信」するシステムの商業用実証実験を始める。集客につなげるのが目的だ。香りの配信、どうしてできるのか。
   NTTコムによると、今回の実験で使う「ネット配信」の仕組みは次のようなものだ。香りを調整する「レシピ」のプログラムを同社が作っており、このプログラムをパソコンで使う。店先の液晶画面のそばで実際に香りを出すのは「アロマディフューザー」という機械だ。

1台のパソコンから各店舗に指示が可能

   中に香りがついたオイルボトル3本が入っている。この機械とパソコンをネットワークで結ぶと、プログラム通りに香りを出す時間や強さ、種類を調整することができる。1週間以上など長期のプログラム入力も可能だし、短時間で細切れの指示もパソコンから出すことができるという訳だ。実際に「香りの基」がネット上で移動する訳ではないが、「香りの情報」が「配信される」ことになる。

   NTTコム広報室によると「香りの配信」を使えば、例えば全国チェーンの各店舗で香りを出す機械を使っている場合、時間や季節ごとに香りを切り替える指示が1台のパソコンから可能だ。設定次第で、店舗ごとに変えることもできる。2007年10月下旬から12月下旬までの実験結果を検証しながら実用化を目指す。

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