フィデリティ投信も「農業」ファンドを設定
10月15日からはフィデリティ投信も「水」「農業」「クリーンエネルギー」にかかわる世界の企業に投資する「フィデリティ・スリー・ベーシック・ファンド」を設定し、SBIイー・トレード証券やエース証券、ジョインベスト証券などでの販売に乗り出した。同社のシニアマネジャーの山本和幸氏は「この投信は地球と人類の将来を考える『世界規模』の壮大な投資テーマを提案しています」と、その意義を訴える。
こうした農業ファンドの具体的な投資先は、農業の生産性を向上するための土壌改良や肥料、害虫駆除剤などの分野、遺伝子の組み換え穀物などの開発・製造、代替エネルギーでは風力発電やソーラーシステムなどの企業が対象とされる。
「人口増加」や「バイオ燃料の拡大」→「食糧不足」→「農業関連企業の業績アップ」のメガトレンドに着目した「農業ファンド」だが、先行したドイチェ・アセットマネジメント、フィデリティ投信、三菱UFJ投信が読みどおりの「ブーム」をつくり出せれば、人気ファンドの仲間入りできる。