少なくとも1億円以上の年収
相次ぐ訴訟についても話は及んだ。会場からの
「多くの裁判を抱えていますが、身の危険を感じることはありますか?」
との質問に対しては、
「別にないですけどね。別に裁判官が殴りかかってくるわけでもないですし。割と裁判所って楽しいですよ。裁判官は堅そうな雰囲気なんですけど、結構話してみると面白い人が多いですよ。そういう意味で、1~2回訴えられるといいですよ」
と応じ、会場の笑いを誘った。
訴訟と言えば、ついて回るのがひろゆき氏の収入についての話題だ。06年の講演では「日本の人口(約1億2,700万人)より少し多いくらい」としていたが、今年は違った角度からの説明をした。
「サラリーマンの生涯年収ってあるじゃないですか。だいたい20歳ぐらいから50何歳まで働いて…。で、その人たちが生涯にわたって払う税金の額ってあるじゃないですか。僕が去年払った税金の額は、多分それより多いです」
正確な試算は困難ながらも、06年同様、少なくとも1億円以上の年収があることを示唆した形だ。2ちゃんねるからの広告収入や、「ニワンゴ」の役員報酬など、多方面から収入を得ていると言われるひろゆき氏。J-CASTニュース記者が講演後のインタビューで疑問をぶつけてみたが、
「学園祭でしか、実はお金の話、してないんですよ。学生が興味を持ったことを答えるのは割と重要かなーって思うんですけど、仕事でそれ(質問)やっている人にいちいちそれ言っても意味がないんじゃないか、って気がしちゃうんですけど」
と、収入の内訳については明らかにしなかった。
ひろゆき氏が講演会に登場するのは、06年11月の早稲田祭以来、ほぼ1年ぶり。
主催団体のひとつである「塾生150」代表の五十嵐健祐さんによると、
「最近様々なメディアにおいてひろゆき氏がウェブに対してコメントしており、御自身でもニコニコ動画などウェブ社会を革新するような活動をされているため、興味深いお話を伺えるのではないか」
として出演を打診、ひろゆき氏が快諾したのだという。