2ちゃんねらー「薄気味悪い」 神戸新聞不思議なネット感覚

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「服装もみなきちんとしていた」

   こうした逆襲に、神戸新聞はどのように反論するのか。J-CASTニュースが、広報担当者を通じて書いた記者などへの取材を申し込んだ。しかし、この担当者によると、「掲示板に議論があっても、答える立場にありません」とのことだった。その理由として、「記事をどのように感じるかは読者の受け取り方であって、一つ一つコメントすることではないからです。新聞紙面に載ったことを通じて、読者にお伝えしています。過去にもコメントしたことはありません」と説明した。

   記事では、2ちゃんねるの書き込みを見た滝川高校地元の住民から「ゲーム感覚ではないか」と不安の声が上がり、学校側が献花指定日の部活動を中止し、警備員を増やしたことも紹介している。すると、滝川高校も、「ゲーム感覚」とみて、記者のように「薄気味悪い」と感じたのだろうか。

   このことを高校側にぶつけると、徳元啓男(ひろお)教頭は、J-CASTニュースに対し、「そんなことはありません」として、部活動中止などの理由を次のように説明した。

「献花者が何人来られるか分からなかったからです。もし、1000人も来られ、混乱したらいけないと考えました。校門前は道路なので、万が一の場合、交通整理も必要と考えて警備員を2人から5人に増やしました」

   献花を呼び掛けた2ちゃんねらーは、スレッドや別に用意した「まとめサイト」で、抗議活動ではなくあくまで追悼のためだと説明。「犯人探しやもめごとなどはご遠慮ください」と呼び掛けている。さらに、喪服や黒を基調にした服を着ることや、なるべく公共交通機関を利用し路上駐車を止めること、未成年者は事前に保護者に伝えること、などの注意事項を挙げている。

   実際、2ちゃんねらーらによる献花の様子は、どうだったのか。それに対する徳元教頭の話はこうだった。

「事前に献花の呼び掛け人の方から電話連絡があり、『(献花用の)シートを持っていく』というので、『本校でテーブルを出します』と伝えました。当日は、この方から『ありがとうございます』とお礼があり、服装もみなきちんとしていました」
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