毎日レギュラー出演する「本格復帰」ではなく?
また、「がん闘病」を告白しながらテレビで活躍する鳥越俊太郎(67)さんも「候補」の1人だ。筑紫さんが休養に入って間もない5月31日、「NEWS23」にゲスト出演した。同じ日に市民記者によるニュースサイト「オーマイニュース」が、鳥越さんの編集長辞任を発表し、理由が「任期満了と体調不良」とされていただけに「意外と元気では」「『筑紫さんの後継』に前向きなのでは」との見方も出た。鳥越さんは05年秋に直腸がんの手術を受け、07年9月17日にはテレビ番組の中で、肺にがんが転移し07年に2回手術を受けたことを明らかにした。その際には「今は快調で体重が増えています」と話しており、今もテレビ朝日系ワイドショー「スーパーモーニング」に週2回レギュラー出演している。
10月8日の放送で筑紫さんは自らの「後継問題」を口にするのだろうか、それとも完全復帰宣言をするのだろうか。TBSのPRセンターにJ-CASTニュースが取材した。9日以降の筑紫さんの出演については「(筑紫さん)本人の口から説明したいというのが本人の意向です」。思わせぶりで引退宣言が出る可能性もあるとも聞こえるが、と質問すると「私たちは(引退は)ないと思っていますが、とにかく本人の口から説明するということですから」と答えた。
多くの報道がTBSの発表通り「本人が説明する」としているのに対し、10月5日のサンケイスポーツは「同局(TBS)では『毎日レギュラー出演する本格復帰ではなく、9日以降は体調と相談しながらの出演になる』としている」と報じた。サンスポの記事を指摘するとPRセンターは、「本人が説明する」としている発表内容を繰り返した上で「(サンスポ報道を)否定する訳ではありませんが」と付け加えた。結局、8日の放送を見てほしい、ということのようだ。
今度は、番組名の「冠」に本人の名前が付いている筑紫さんが長期間出演していないことについて苦情の有無を質問した。担当者は「(苦情は)ないです。(筑紫さんを)応援する電話やメールは多数来ています」と話した。