万引きが「近年増えたということはない」
なぜ、店員が万引き犯を死亡させるケースが相次ぐのか。考えられるのは万引きの増加だが、2007年上半期の万引きなどの窃盗犯は前年同期比で5.7%減と、増えるどころか減っているのだ。各コンビニチェーンに聞いても、
「全くないわけではないが、多発しているという話は聞いていない」(セブン&アイHD)
「近年増えたということはない」(ローソン)
「増えたという報告は受けていない」(am/pmジャパン)
と、やはり万引きの数が最近で急激に増えたから、こういった事件が相次いでいるとは考えにくい状況だ。
しかしながら、万引き犯が捕まえた店員に暴行を加えるケースも多く報道されており、こうした万引き犯の「抵抗」が、店員の過剰なまでの「怒り」の引き金を引いてしまった可能性もありそうだ。