赤江キャスターは完全にもらい泣き
謝罪文で「責任を取る」と表明し、責任の取り方として「長期休養説」「引退説」がささやかれていることについては、赤江キャスターが
「沢尻さんのファンへの責任の取り方っていうのは、やっぱり演技で、パフォーマンスで返していくってことなのかな?」
と、半ば答えを誘導する形で質問。それに対して沢尻さんは
「そうしたいですよね。もちろん。この場を借りてっていうのも変なんですけど、それはお詫びしたい気持ちがありますね。すみませんでした」
と、政治家にありがちな「職責を果たすことで責任を取りたい」という答弁に近い答えで、憶測を一蹴してみせた。
インタビュアーの赤江キャスターが番組内で明らかにしたところによると、沢尻さんは1時間ほど、自分は自然が好きだということや、自身の恋愛観、働く女性に対する思いなどを話し、赤江キャスターは「(取材に)出てきてくれただけで十分だと思った。沢尻さんの仕事に対する真摯な部分は出た」として、インタビューを終了しようとしたという。ところが、事務所側の関係者から
「ファンの側にもっと伝わるようにコメントを」
との声が挙がり、休憩を挟んでインタビューは続行。明らかに沢尻さんに感情移入している赤江キャスターの様子が、このあたりから変わってくる。
赤江キャスターが
「悩んだときは沢尻エリカは困難な方をとる?」
と聞くと、沢尻さんは
「行きますね!」
と答え、それに対して赤江キャスターは、涙声にも聞こえる声で
「男前だ、本当に」
と応じ、その直後に沢尻さんも涙を流したのだ。
赤江キャスターは、最後の質問として
「ファンの方とか関係者の方に、今一番伝えたいことがあれば、言っていただけますか?」
と聞くと、沢尻さんは沈黙。赤江キャスターは、間を持たせるために、時々
「本当に思っていることでいいんですよ、それがあれば」
「今はまだ難しいかな?」
「ないんならないでもいいんですよ、うん」
といった声をかけたが、沈黙は10分以上続いたという。その上で、赤江キャスターが
「応援していきますからね。今日のお話の中で、俳優業っていう仕事に対するいつも真摯な思いみたいなものをね、生半可な気持ちでやってるんじゃないんだな、っていうのを十分分かりましたし」
と声をかけると、沢尻さんは、絞り出すような声で、涙を流しながら改めて謝罪の言葉を口にした。
「あの日の、自分のあの行動ですべてを本当にぶち壊してしまったって感じ。スタッフの方とか、ほんとに迷惑をかけているし…。それは本当に自分が未熟だって故のこと。今回感じたことは、常に(表に)出る側の人間としていろんな期待があったりだとか、それに応えていかないといけない立場なんですけど、それを裏切ってしまった形であるのは、本当に申し訳ないなって思っているんですけど…」
これを受けて、赤江キャスターは完全にもらい泣き。
「今日は本当に来てくれてありがとうね、うん。俳優さんとしても女優さんとしてもそうだけど、ひとりの女性、人間、沢尻エリカさん。もっともっと大きくなっていくんじゃないかなー、って思うし」
とエールを送り、握手してインタビューは締めくくられた。
赤江キャスターのスタジオでのコメントによると、沢尻さんの不機嫌の「原因は1つだけじゃない」とのことで、「(本当は存在し)ないですけど沢尻会に入りたい」そうだ。