信金では「訴える先が違うのではないか」
所属事務所の太田社長によると、現地で声を掛けられた日本人男性や少女ら関係者の居所は分からないという。そこで、振り込んだ金を取り返そうと、掛川・島田両信金を相手取って「身柄解放金」の返還を求める訴訟を静岡地裁に起こし、その第1回口頭弁論が9月25日に開かれた。
訴訟を起こした理由について、太田社長は「返金してもらうには、裁判所に訴えるしかないと聞いています」と説明する。掛川信金に振り込んだ金はすぐに、別の金融機関に送金されてしまったが、「そこで凍結されていると聞いています。しかし、訴えるのは振り込んだ先というので、そこを訴えました」としている。
これに対し、掛川・島田両信金とも、答弁書で訴えの棄却を求めている。掛川・島田両信金では、J-CASTニュースに対し、それぞれ「訴える先が違うのではないか」「(原告が返金を要求する)権限があるか分からないので、棄却を求めた」と話している。
なお、太田社長は、今回の騒ぎについて、「女性誌に掲載された少女とのツーショットは、居酒屋で撮ったもの。その少女は19歳で現地では(性交渉で)犯罪にならないが、長井はホテルでは何もしていない」と弁明。だが、少女と一緒にノコノコとホテルまでついて行ったことについて、「現地で気が緩んでしまい、コーディネーターも要請せずに行動したのは、軽率で危険なことだった」と話している。
長井さんも、『常日頃『間違いない!』『気をつけろ!』と各所で叫んできた私ですが、灯台下暗し、ミイラ取りがミイラになる、という状態でお恥ずかしい限りです」とのコメントを残した。現在は、留学先のアメリカで語学の勉強に励みながら、反省の日々を送っているという。