「モテるデブ」柳原可奈子 ほかの女デブとどこが違うのか

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「前向きな姿勢と知恵」が「モテ」を生む

   やはり柳原さんは、「売れてる」以上に「モテる」要素を持っているのだろうか。「なぜか『モテる女』の共通点」の共著書などがあるコミュニケーションインストラクター、浦野啓子さんにJ-CASTニュースがそのあたりを聞いた。

   浦野さんは開口一番「私、彼女好きですよ」。柳原さんは「モテる」要素を持っている。明るさと大衆的な親しみやすさ、そして「知恵」だ。「それは持って生まれたものでしょうか」と質問すると、浦野さんは「いいえ、努力で得たものだと思います」と答えた。

   柳原さんは「体型に合う着られる服」を着るのではなく、「自分が着たい服を着ている、チャレンジしている」。しかもあえて「おしゃれだけど値段は安い」服を「意識的」に選び「親しみやすさ」を演出している。服に現われるそうした柳原さんの「前向きな姿勢と知恵」が明るさや「モテ」の雰囲気をかもし出しているという訳だ。「モテ」ているのは女性からだけでなく、男性からも「年上からはかわいがられそう。同世代にはユーモラスな仲間止まりかもしれませんが」と「モテオーラ」は有効と分析した。

   しかし、ほかの「デブキャラ」女性芸人も「面白い」話をして笑いを取り、「明るい」ようにも見える。柳原さんの「明るさ」とは違うのか。両者の違いは、ほかの人は「その場の度胸から生まれる元気さ」で、柳原さんは「知恵を使った明るさ」だ。「デブだから」からスタートするのではなく、「女の子としてやりたいことをやってるけど、たまたまデブだった」という発想が「明るさ」の根っこにあるとも解説した。「女性はハートと知恵で勝負してください」

   実際、男性側の意見はどうなのだろうか。「Yahoo!知恵袋」の07年6月の質問には、男性と見られる投稿で柳原さんを取り上げ「何故か有りなんですが、僕っておかしい? 少しでも可愛く思えてしまう僕がもう1人います! これってやばい?」とある。これに対し、「いやいや 私も・・・間違っていなかったわけですな」「やばくないです。とってもかわいいと思いますけど ナニカ?」「可愛いし性格も面白いし彼氏がいてもおかしくないですよ」と好意的な意見が続いていた。

   超「モテデブ」といわれる日も遠くないかもしれない。

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