就職希望者が急増していて、採用者数が追いつかない
「企業の雇用意欲は引き続き旺盛といえ、採用は増えています。しかし、15~24歳の若い女性の就職希望者が急増していて、採用者数が追いついておらず、対応できないでいます」(労働力人口統計室)
つまり、いままで就職をあきらめていた若い女性が「就職したい」「働きたい」と活動し始めたことが原因だという。
たとえば、会社勤めしていた女性がキャリアアップするため、また雇用条件のいい会社へ転職するために退職。ところが次の就職先を決めずに退職してしまうケースや、資格の取得などを経て再就職先を探すケースがあって、なかなか思うような就職先を見つけられないでいる。これまで契約社員やパート・アルバイトで勤めていた女性が正社員をめざすケースも増えているようだ。
企業の求人は増えている。女性の生真面目さや、ポジティブな上昇志向がかえってアダになってしまっているのは、ちょっと気の毒な話にも聞こえる。