偽装ウナギにマスコミ活動批判 東国原知事「身も心もボロボロ」

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「知事としての実績や品格が問われる」

   東国原知事は、テレビで地鶏などの宮崎県産品を紹介したり、コンビニエンスストアと組んで県産品フェアを開いたりしていた。「東国原ブランド」の知名度で県産品の人気が上がり、県庁隣の「みやざき物産館」における07年8月の売り上げは、税引き後9984万円と前年同月の7.2倍に達した。地鶏の炭火焼パックは、なんと15倍にもなった。しかし、東国原ブランドの失墜と見直し方針で、あやかり商売の特需も終焉しそうな雲行きだ。

   バラエティー番組に出る知事の姿勢も、県議会から疑問の声が上がっている。9月12日の代表質問では、愛みやざきの松田勝則議員から「知事としての実績や品格が問われる。品位を欠く表現も見受けられる。マスコミ活動をどう考えるのか」と突きつけられた。知事は、知事選のマニフェストで「今までの人脈や経験を生かし、メディア等において、全力で宮崎をPRする」と公約しており、14日付「そのまんま日記」でも

「先日、志村さんの『バカ殿』から依頼が来た(笑)。県知事が『バカ殿』の中でどういう役で出演するのか?(笑)。近隣の宮崎城の城主くらいかな?」

などと冗談も漏らしていた。

   ところが、18日の議会でもマスコミ対応への批判が出て、終了後、報道陣に「今後、PRの仕方を自分なりに考えていく」と路線変更を示唆したともとれる発言をした。

   東国原知事は、こうした問題に頭を抱えている様子だ。24日付「そのまんま日記」では、

「『痔』や肘痛、足腰は慢性的疲労、おまけにうなぎの偽装問題で激しい追求を受け、身も心もボロボロである。
正に、満身創痍」

と愚痴をこぼしている。

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