「色々な可能性を総合的に考えて判断した」
米セキュリティソフト会社symantecは2007年9月25日に同社の公式ブログで、新首相を名乗った新しい「トロイの木馬」(コンピュータに進入する不正プログラム)を発見したと告知。同ブログによれば、添付されていた「mofa.zip」のアーカイブファイルを同日入手し、バックドア機能を持つマルウェア(悪意を持ったソフトウェア)を持つことを発見したという。このマルウェアにより、コンピュータへ繰り返し不正侵入され、攻撃者の命令を受け入れてしまう可能性があるようだ。
しかし、福田首相のホームページはなぜ閉鎖されたのか?
福田康夫事務所はその理由について、
「何が起こるかわからないので、万が一のことを考えて」
「色々な可能性を総合的に考えて判断した」
とJ-CASTニュースに対して説明しており、サイバー攻撃などが理由ではないとしている。「なりすましメール」による「実害」も福田首相周辺には何も無いわけだが、要は、ネット上でも「安定感」を堅持するために念のために閉鎖した、ということのようだ。
同事務所は「あらたなホームページを開設するかは検討中」としており、当面は首相官邸のホームページから情報発信する方針だ。