相次ぐ大麻栽培摘発 「種」はどうして手に入れる?

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「観賞用」「植物標本として」輸入物の種子を販売

   このように、大麻を栽培した疑いで検挙される事例は後を絶たないが、それでは、元々の「種」は、どこから手に入れているのだろうか。
   07年9月19日の朝日新聞が伝えるところによると、大麻の種を所持すること自体はいいが、「栽培目的と知りながら種を売れば、幇助や共謀関係を問われることもあり得る」としている。

   実際、「大麻」「種子」といったキーワードで検索してみるだけでも、大麻の種子を販売しているとみられる国内サイトがいくつもヒットする。サイトでは「観賞用」「植物標本として」輸入物の種子を販売しているとした上で、

「国内で発芽させると違法」
「発芽に関する問い合わせには答えられない」

との注意書きがついている例がほとんどだ。種5粒で8,000~16,000円あたりが相場のようだ。

   ただ、「観賞用」の種子を売るサイトで、何故かパイプなどの「喫煙具」も一緒に売られていることもしばしばで、隠れた意図を感じさせないこともない。
   中には、「日本向けには種子は発送できません」と英語で断り書きがある海外の通販サイトでも、一部には日本語のメニューが整備されている例もある。日本語メニューを見た人が、何を買うのか、興味があるところだ。

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