警官父を斧で殺害事件 「ひぐらしのなく頃に」との関連

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   16歳の二女が警官である父の首を斧(おの)で切りつけ殺害するという事件が発生した。二女は中学生時代の卒業文集のなかで将来の夢を漫画家と書いているほか、「ホラー好き」という話もある。そうしたなかで、ネット上では人気ゲーム・アニメ「ひぐらしのなく頃に」との関連を指摘する書き込みも出ている。

犯人の二女はホラー好き?

   京都府京田辺市で京都府警の交通課巡査部長が殺害された事件で、専門学校2年生の二女(16)が逮捕・送検された。各紙の報道によれば、二女は2007年9月18日未明に、自宅2階の寝室で寝ていた巡査部長の父親の首などを刃渡り約11センチの斧で数回にわたって切り付け、殺害した疑い。調べに対し、二女は凶器の斧を殺害の1週間ほど前にホームセンターで購入したほか、「父親の女性関係」に憎悪を募らせたことや、過去に父親にたたかれたとも供述しているという。殺害時に二女は、黒いワンピース姿で上半身に返り血を浴びていた。

   2007年9月19日付けの京都新聞は、

「これまでの調べで、二女は父親を殺害当時、黒いワンピース姿だった。家族は『二女はホラー好きで、血が出るのが好みだった』と話しているといい、犯行との関連を聞くことにしている」

と報じている。このほか、二女が中学生のときに記した卒業文集で、将来の「夢」を「まんがか。」「かせいふさん。」と書いていたことが明らかになり、二女が中学卒業後に漫画に興味を持って美術系の専門学校に通い始めた経緯も明らかになってきている。

   また、他紙でも、中学2年生以降から黒ずくめの衣装が特徴の「ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)」に興味を示すようになったことなども報じられており、二女の趣向がしだいに浮き彫りになってきている。

   さらに、人気ゲームでアニメ化もされた「ひぐらしのなく頃に」には、登場する少女が斧を使用する場面があり、ネット上では事件との関連を指摘する声が上がっている。

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