ウルトラマンの番組にCG技術を使う?
円谷プロダクションの前身は戦時中、円谷英二氏が立ち上げた特殊映画技術研究所、通称・円谷研究所。ウルトラマンは1960年代にシリーズ化され、最強のヒーロー・キャラクターに育った。英二氏を祖父にもつ、現会長兼社長の一夫氏はTYOいわく、「ウルトラマンのDNA」をもつ人物で、「敬意を表しています」という。TYOでは、「会長にはいったん辞任していただき、そのうえで代表権のない会長に就いていただきます」と話している。
TYOはCM制作会社としてスタートし、いまではホームページやエンターテイメント、アニメーションなどのコンテンツを制作。ジャスダックに上場する会社に成長した。常に株主利益を第一に考える「いまどきの企業」で、円谷プロとは「水と油」のようでもある。
ウルトラマンはどうなるのか、J-CASTニュースはTYOに今後の方向性を聞いた。すると、「ウルトラマンの番組にCG技術を使ってみたり、アニメ化してみたり、テレビCMやゲームに登場させてみたりと、いろいろと考えられます。コンテンツで収益を上げていく仕組みを提案し管理、実行する。つまり、質を高める経営です。だから、円谷プロのブランドも、ウルトラマンのキャラクターも、大事にします」と。
そして、「再建に自信がなければ、お引き受けしません」と、胸を張った。