安倍首相の揺れる発言「総辞職する覚悟」本当にあるのか

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首相は精神的に不安定な感じ?

   こうした発言の「ブレ」の原因は何なのだろうか。さまざまな見方、憶測が乱れ飛んでいる

   「スポーツ報知」が津島派関係者の声として9月10日伝えたところによると、「総辞職発言」を受けて、首相と距離を置く自民党議員は

「会見の映像を見ていると、(首相は)精神的に不安定な感じだ。辞めるつもりなんじゃないか」

と発言したといい、精神的な弱さが「総辞職説」を唱えさせたのではないか、と示唆している。

   確かに、シドニー訪問前にも同様の兆候が報じられている。「日刊ゲンダイ」が9月7日報じたところによると、ある会合に出席した「マスコミ幹部」が、以下のような感想を漏らした、というのだ。

「体の具合でも悪いのかと思いました。過去の懇談とは大違い。これまでは、自身の理念をとうとうと語るなど、自信と熱意にあふれていた。ところが、今回は何をやりたいのか、聞いてもさっぱり要領を得ない。発音もボソボソで、目もうつろ。大丈夫かなと思った」

   9月6日に安倍首相は報道各社の論説委員、民放各社の解説委員、内閣記者会報道各社キャップと相次いで懇談の場を設けている。その席での話だという。 いわゆる「オフレコ懇談」の内容がリークされた形で、どこまで本当かは不明だが、安倍首相の憔悴ぶりが、ここ数日の揺れ動く発言に現れているのかも知れない。

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