「親の七光」2世タレント続々 芸能界も「格差社会」突入?

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芸能界っていうのは、実社会以上に格差が大きい?

   芸能界を挙げての2世ブームに、ネット上では、「芸能家族大集合!」というウェブサイトまで登場した。

   親子の二人三脚もあって脚光を浴びる2世たち。ところが、デビュー後は、厳しい実力の世界が待っている。ポータルサイト「goo」が06年6月にまとめた「好感の持てる2世有名人ランキング」によると、トップから、坂口憲二、宇多田ヒカル、松たか子、と独特の個性とオーラを持ったタレントが並んでいる。その一方、下位を見ると、梅宮アンナ、SAYAKA(現・神田沙也加)…、トラブルなどがきっかけで苦戦を強いられたタレントたちだ。ランキングにはなくても、人知れず消えていった芸能人も多い。

   前出のタレント養成所マネージャーは、その背景について、次のように解説する。

「今は、タレントを目指す若い子が多く、お洒落でそこそこ歌も歌える。芸能プロダクションの数も、コンビニの数のように増えています。2世は、ある一定のところまでいけますが、それ以上は、個性などプラスアルファが必要です」

   つまり、タレントは、才能、したたかさなどがなければ使い捨てにされるということだ。2世でも、「勝ち組」がいれば、「負け組」もいるのだ。

   デビューする2世は、それを自分の力と錯覚するケースもあるから悲惨だ。サンスポによると、依布サラサさんは、最初は芸能プロのオーディションに「陽水の娘であることを隠し、ペンネームで詞を応募した」という。結局、芸能プロ側が作品歴をネットで調べて陽水の娘と突き止めた。そして、「冷静な目で実力を判断した結果、契約を決めた」という。

   ミクシィの日記では、この点に関して、異論も出ている。

「ここの部分を読んでいると、どうも逆に疑わしく思えてくる。本当に関係者は(最初から陽水の娘であることを)知らなかったのだろうか?」(カッコ内は編集部挿入)

と。

   はてなダイアリー夢の行き着く先」では、「芸能界も格差社会?」と題して、次のような感想が述べられていた。

「芸能界っていうのは、なんていうか実社会以上に格差が大きい気がします。単に座っているだけの大御所のような『正社員』芸能人がいる一方で、努力しても単に一過性で終わり捨てられてしまう『派遣社員』芸能人もいるようで」
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