フルネームを把握しているのは「10人程度」
そんな中、「切込隊長」として知られる会社役員の山本一郎さんが、ひろゆき氏に対して損害賠償を求めている訴訟の5回口頭弁論が07年9月4日、東京地裁で開かれ、ひろゆき氏自ら運営体制について口を開いたのだ。当日の様子は、ニュースサイト「オーマイニュース」が、詳しく伝えているが、それによると、管理に携わっているのは「300~400」人だが、そのうち、削除の権限を持っているのは「100人程度」なのだという。さらに驚くべきは、そのうちフルネームを把握しているのは「10人程度」だということだ。
実際、J-CASTニュースが、スレッドを立てる「記者」に取材を申し込むため、管理人のアドレスにインタビューを申し込むメールを送付したところ、ひろゆき氏から
「連絡先をちゃんと把握してなかったりするので、N+の自治スレで話かけたりとかで連絡するのが早い予感ですー」
という返信があり、掲示板のスレッド上で連絡を取るように促された。ここからも、2ちゃんねるの運営は、(「ハンドルネーム」は持つものの)匿名の人が受け持っているらしいことが分かる。