「さくらパパ」こと横峯良郎参院議員に、報道内容で名誉を傷つけられたとして提訴されている週刊新潮だが、その後も2週間にわたって「さくらパパ」のスキャンダルを報じている。「ハレンチ飲み」の写真に続き、今度は「賭けゴルフ」「暴力団組長とのゴルフ」の新証言。刑事告訴まで示唆していた「さくらパパ」サイドだが、今度は「沈黙」を貫いているのだ。
「1日で70万円も取られました」と証言
会見で刑事告訴の可能性も示唆していた「さくらパパ」サイドであったが・・・
「少々厳しい言い方をすれば、盗人猛々しいとは『さくらパパ』その人のことである」
こんな書き出しで始まるのは、週刊新潮(9月13日号)の記事。週刊新潮は、この号の2週間前に発売された週刊新潮(8月30日号)で報じた「愛人」「ハレンチな飲みっぷり」「1打1万円の賭けゴルフ」などをめぐって、横峯氏に提訴されたが、「反撃に反撃する」かのように「続報」を報じているのである。今回は、次のような内容だ。
――関西で会社を経営する資産家のA社長は「彼とやったのは全て賭けゴルフ」「1日で70万円も取られました。何が5000円ぐらいかと言いたいよ」などと証言。さらに、神奈川県に住む50代の実業家B氏は横峯氏と06年12月に宮崎で16~17人で「1打1万円」の「大賭けゴルフ大会」をやったとしたうえ、よく一緒にゴルフ場を回った友人に「横峯の代理人」と称する人から電話が掛かり「賭けゴルフは内密にしてください。あなただってやっていたんだから」といわれたと聞いている、などと証言している。さらに前出のA社長は、横峯氏が「しょっちゅう」地元の暴力団組長と一緒にゴルフをやっていたなどと証言している。
週刊新潮はこの記事の前号(9月6日号)で、「ハレンチな飲みっぷり」を裏付けるような写真を掲載した上、「賭けゴルフ」を隠蔽しようと「工作」したなどと報じている。
横峯氏は07年8月28日夜に会見し、週刊新潮(8月30日号)に「愛人」「ハレンチな飲みっぷり」「1打1万円の賭けゴルフ」を報じられたことを受けて、週刊新潮と記事に登場する「愛人」女性らを相手取り5,500万円の損害賠償などを求める訴訟を起こしたことを発表。会見で横峯氏と同伴した谷澤弁護士は、
「事実関係を全部洗い出すということを宣言し、約5日間、横峯さんと一緒に関係者にお会いし、お話をし、その方々の報告書20通を全部頂いております。ここで皆さんに報告するのは、証拠を持ってきている!どこぞの週刊誌みたいに証拠もなしにええかげんなことを言っているわけではありません」「証拠があるなら持って来い!」
とまで述べた。