大手監査法人職員、ウィニーで情報流出 「被害者」西日本新聞が内情ばらす

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何重にも暗号化された貸与PCを使用することになっていた

   言うまでもなく、監査法人と言えば、企業のコンプライアンス(法令遵守)などを推進する立場。実際、トーマツのウェブサイトにも、わざわざ「内部統制」という特集ページが設置されている。今回の不祥事で、監査法人として存在意義を問う声も上がりそうだ。

   トーマツでは、

「業務には、何重にも暗号化された貸与PCを使用することになっていて、これまでも、企業情報を個人PCに保管することは厳禁されていました。ですが、このルールが徹底されていませんでした。監査のデータは流出させてはいけないものですが、クライアントにご迷惑をおかけして申し訳ないと思っています。誓約書を取るなどして、ルールの運用を徹底します」

と話している。

   一方の西日本新聞社広報部では、

「本社の監査法人による情報漏えいが起きたことは誠に遺憾です。事実の詳細を確認次第、個人情報保護の観点から誠実に対応に努めます」

とのコメントを発表している。

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