親が子供の相手を探す 「代理お見合い」大盛況

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   未婚の子供を持つ親同士が集まって子供の結婚相手を探す「代理見合い」。それが全国で花盛りなのだという。定員50人で募集したところ、100人を超す応募があり、先着順で参加者を選んだ主催者もいる。日本の未婚率は年々上昇。少子化の問題もあり、見かねて親が動き出した。

過保護とは思いません。親だけがしてやれることですから。

「代理見合い」が盛況だ
「代理見合い」が盛況だ

   「代理見合い」は、ホテルなどの会場を使うパーティー形式が一般的。会場に未婚の子供を持つ親が集められ、親は子供の写真とプロフィルを持ち、希望する年収、学歴、容姿などに合った相手を探す。親同士の話がまとまれば、その後、子供同士が会うことになる。

   産経新聞は2007年3月19日付に「代理見合いに群がる親」というタイトルの記事を掲載した。この中で紹介された母親は62歳。派遣社員として働く35歳の娘のために「代理見合い」に参加した。娘が子供を生めるかどうかの年齢だったこと、それに自分が参加すれば娘が結婚を真剣に考えるだろう、とも考えた。そして、

「『親のエゴ』といわれれば、そうかもしれません。でも、過保護とは思いません。だって、親だけがしてやれることですから」

とコメントしている。

   07年7月17日付けの南日本新聞は、鹿児島市のホテルで開催された「代理見合い」を報じた。記事には定員50人で募集したところ、100人を超す応募があり、参加者を先着順で選ばねばならなかったと書いている。30代の息子を持つ鹿児島市の女性の、

「わらにもすがる思いで参加した。同じ悩みを抱えている人が多いと実感した」

というコメントを掲載している。

   ある「代理見合い」の主催者はJ-CASTニュースの取材に、

「もともとは地域限定で開催していましたが、私どもの活動を知り、全国から開催依頼が殺到しています。それだけ親御さんは自分の子供の結婚に真剣なんです」

と話す。需要に追いつけない状況のため、会社名は出さないでほしいということだった。

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